2008年 01月 02日
百壽 |
昨日のお年賀のご挨拶で「壽」という印を掲載しました。
この文字は、「形声」で、意符「老」と音符「チウ=これは活字が無いのでカタカナで表記します)とから成っています。字義を踏まえれば、これが基本の字形ということになります。
しかし、篆書体でも「老」を省いたり、「チウ」の「口」や「寸」を省く形も多くあり、そういう篆書体におけるバラエティに富んだ字形と、印の形や朱白を変化させ、また、隷書体の印なども混ぜ、百の「壽」印を刻したりすることが行われています。この百の「壽」印を押捺し、掛軸に仕立て鑑賞したりするわけです。
私も、最近そんなことをやってみようと思い、少しずつ刻していますが、まだまだ百には到達しません。
「壽」 (隷書体、朱文) 2.3×2.3cm
この文字は、「形声」で、意符「老」と音符「チウ=これは活字が無いのでカタカナで表記します)とから成っています。字義を踏まえれば、これが基本の字形ということになります。
しかし、篆書体でも「老」を省いたり、「チウ」の「口」や「寸」を省く形も多くあり、そういう篆書体におけるバラエティに富んだ字形と、印の形や朱白を変化させ、また、隷書体の印なども混ぜ、百の「壽」印を刻したりすることが行われています。この百の「壽」印を押捺し、掛軸に仕立て鑑賞したりするわけです。
私も、最近そんなことをやってみようと思い、少しずつ刻していますが、まだまだ百には到達しません。
「壽」 (隷書体、朱文) 2.3×2.3cm
by tenkokuryu
| 2008-01-02 16:17
| 篆刻の面白さ=文字学