2008年 08月 27日
竹根印 |
篆刻というと「石」に刻るという概念が強いですが、我々が印判(はんこ)として日常使用している材料である「木」「象牙」などを使って篆刻作品を制作することがあります。
その代表的なものとしては、写真の竹根(ちっこん)印があります。これは文字通り竹の根の部分を輪切りにしたものです。写真のように、輪切りにすると正円ではなく、一箇所くびれたところがあるので、その印にしたときの形としての「面白さ」(上記印影「道」参照)、あと、材そのものの「雅味」で、昔から印材として使われているものです。もちろん自然のものですから、切り口(印面ということになる)、姿は千差万別で、それも竹根印の楽しさということになります。
by tenkokuryu
| 2008-08-27 20:02
| 木印を作ってみよう