保多孝三書画展 |
故保多孝三先生は、明治41年に東京に生まれ、今年で丁度百年となります。その百回目の誕生日に当たる今年4月19日より、保多先生が晩年を過ごした書斎の階下にあたるギャラリーで篆刻作品(印影、印材)展観の生誕百年展が開催されました。
それに引き続き、書の代表作を中心に水墨画・印影も加え約四十点を展示する保多孝三書画展を下記のように開催するとのことです。ご案内申し上げます。
保多孝三書画展
2008年11月11日(火)~16日(日)
11時~18時
ギャラリー唯 JR新浦安駅より徒歩5分
浦安市美浜3-25-13 TEL:047-353-2831
(地図は上記住所で地図検索いただくか、下記の私のブログのリンクをご利用ください。)
http://blog.livedoor.jp/tenkoku1/
書作品としては
上記「斬」の他、「萬有不斎」「抱朴」等の額装作品8~9点、「散懐」「君看此花枝中有風露香」「萬福」「居中」等の軸装作品6-7点、
画は、水墨画が十数点、印影数点が並ぶ予定とのこと。
なお、ギャラリー主催ということで、画・書作品は販売もするということで、保多孝三ファンには期待の展覧会となるでしょう。
あと、解説ーーーーー
篆刻家の場合、その書と篆刻作品の関係は密接です。上記の「斬」を拝見すると、私は、すぐに保多先生の篆刻作品としては下記の作品「田漸」が思い浮かんでしまいます。二玄社刊の書道講座6<篆刻>の保多先生のページにも掲載されている作品ですので、保多先生自身も代表作と考えられていたものと推測されます。
「田漸」1.6cm×1.6cm 保多孝三作品集より