高式熊印泥「珍品」 |
先に印泥のことについて掲載したが、どうも最近の印泥は「つきが悪い」。高式熊先生という中国篆刻家が開発した印泥が「つきが良い」という話を聞いたので、どんなものかと、早速、購入してみた。

高式熊印泥というもので、「珍品」の5両(150g)装である。説明書によると「珍品」「精品」「上品」の3種があるようだが、購入した横浜桜木町のゴールデン文具には、この「珍品」(3種の中では最上級グレード)のものしか売られていなかった。<定価31500円=結構お高い>
早速、古河篆刻美術館の展覧会出品作に使ってみたが、なるほど「つきが良い」。私は、今までは「センゾク」の2度押しで押捺していたのだが、この高式熊印泥「珍品」では、馬連を上手く使えば、1度押しで大丈夫なようだ。色としては、「センゾク」より黄味が強い。