印譜をつくって楽しむ |
篆刻を始めて、ある程度の数がまとまると整理しておきたいという気持ちもおきて来る。そうすると印譜をつくって楽しむこととなります。
本格的には、印箋をつくり(印刷、または木版で刷り)、それを和とじ、製本するのですが、まあ、それも大変な作業(特に、素人は、本の背、天地をきれいに切り落とすのが難しい)になります。
既製品は、というとーーーー「和とじ」の冊子に「きれい」に押捺するのは至難の業で、1/4程度が失敗押捺の印譜が出来上がってしまうという結果になります。
そこで、お勧めするのは、既製品を「バラし」、「その1枚1枚に押捺」、また「組み立てる」というプラモデル方式の印譜つくりです。これですと、「押捺もきれい」「切り落としもきれい」な、簡易印譜が制作可能です。
上は、その方法でつくった印譜です。(いきさつは、こちらのブログに掲載 http://blog.livedoor.jp/tenkoku1/
これは市販の「栄宝斎印譜 大」(50枚)というもので、紙質は押しやすい。なお、今回押捺の結果は50枚中5枚失敗で45枚の印譜にやせてしまった。