古い印材(実用印材とちょっと良さげな印材) |
この5月は、弟子たちの毎日書道展出品作品の指導やら、女子美術大学の授業などがゴールデンウイーク明けから18日まであり、気がついたらもう今月も10日しか残っていない。
自分の毎日展出品作品もやらないと、間に合わないので、19日から制作開始となった。今年の初めにG文具で8cm角の中古印材を購入したので、これを使おうと印面の摩り下ろし作業を開始したのだが、これが「重く」思うように行かない。
多分、押捺も、この重さでは、コントロールが効かない(上手く押せない)と判断、急遽印材を切断することとした。昔は、印材をケチって、こんなことも頻繁にしたのだが、最近は印材も安いし、面倒なのでやることは無い。したがって、切断の道具なども押入れから引っ張り出して、久しぶりの作業となったが、電動丸鋸の刃は切れなく、苦労してしまった。
写真は2日がかりでようやくカットした印材。これは、印材の側面にちょっとした彫刻(この印材の場合は「竹」=縁起が良い朱竹のつもりかなー?)を施している(こういう状態で販売されていた)状態から、多分私が篆刻をやり始めた頃(40年前くらいか?)に出回っていたものでは、と推測される。
あと、せっかくなので、実用の中古印だけではなく、ちょっと良さげな中古印材(古印材ということになる)も紹介。
組印で鈕の彫りが良い。
画像は照明の関係で、ちょっと黄色が強すぎで表示されていると思う。