2014年 08月 05日
石印材に挑戦(改定) 簡易な刻法 その5 運刀=その要点 |
私も、篆刻入門書で、このような刻っている写真を見ていますが、印材と印刀の位置関係が写真では判別し難いです。写真は、判りやすくする為、目線から撮ったのですが、それでも判り難いでしょう。したがって、印材と印刀位置関係(動かし方なども含め)は、下のイラストで確認すると良いでしょう。(再掲します)
上図、印面に接している角を使って刻ります。当然溝を刻らなければいけないので、印面に対して力を入れます。印面に対する力が6で、線を引く力が4の割合です。そして、断面としては右の図のように斜めに印刀を入れ、切り崩していくという感じになります。
往復2刀で線を刻るわけですので、断面は下記の消しゴム印の断面と同様に、1.細い線の場合は浅く、2.太い線の場合は深くなります。なお、下のイラストは消しゴム印のものですので、Vの底はゴムを切り取る為、きちんと交差させ、しっかり深く切っています。石印材の場合は、石ですので切り取るということではなく、崩す感じですので、そこまで徹底する必要はありませんが、きちんと刻り込まないと、刻り上がりの線に中州みたいな線または点々が残ってしまい。あとで浚いが必要になります。
上図、印面に接している角を使って刻ります。当然溝を刻らなければいけないので、印面に対して力を入れます。印面に対する力が6で、線を引く力が4の割合です。そして、断面としては右の図のように斜めに印刀を入れ、切り崩していくという感じになります。
往復2刀で線を刻るわけですので、断面は下記の消しゴム印の断面と同様に、1.細い線の場合は浅く、2.太い線の場合は深くなります。なお、下のイラストは消しゴム印のものですので、Vの底はゴムを切り取る為、きちんと交差させ、しっかり深く切っています。石印材の場合は、石ですので切り取るということではなく、崩す感じですので、そこまで徹底する必要はありませんが、きちんと刻り込まないと、刻り上がりの線に中州みたいな線または点々が残ってしまい。あとで浚いが必要になります。
by tenkokuryu
| 2014-08-05 22:34
| 石印材に挑戦